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TEZZOのランチタイム 〜会社情報のブログ〜

TEZZOの社内雰囲気を伝える若手社員・インターンによるブログ

「TEZZOは「日本のフェラーリになる」夢を持つ創立11年の会社です。ブランドTEZZOを担うメーカーである(株)TEZZOの中に、TEZZO直営アンテナショップ&ファクトリーのT.BASE、TEZZOの世界観を表現するライブメディアやWEBストアを運営しているTEZZO STYLEがあり、そして事故防止や安全運転をテーマに国土交通省からも認定を受けた実績のある関連企業(株)スポーツドライビングジャパン(SDJ)、メディア関連の(株)ATO、さらに社団法人安全運転推進機構と社団法人建設産業活性化センターがあります。

このTEZZOのランチタイムは野心家、成功者、起業家になりたい人に向けたブログです。仕事へのスキルや意識についてや、インターン生活上で学んだこと、TEZZOでの日常について等を発信しています。そしてお昼どき、会社支給の「コミュニケーションランチ」を全員集まっていただきます!と。そんなランチタイムを楽しむような感覚で、ブログを読んで頂ければと存じます。」

Tetsuya Ota プロフェッショナル塾の研修生だった納谷らいむ君から寄せられた「生き方ナビ」の感想文

2017.03.15
Tetsuya Ota プロフェッショナル塾の研修生だった納谷らいむ君から寄せられた「生き方ナビ」の感想文です。納谷君は、1年間学校を休学してプロ塾で研修生/インターンとして頑張っていました。感想文とはいえ、社会人としての第1歩を踏み出してみて初めて感じた悩み、気づきそして成長がよく書かれています。
(※「生き方ナビ」は太田塾長が若者に向けて書いた人生の指針となる本です。プロ塾のVISIONに通ずる考え方が書かれています。)

〈生き方ナビ〉
私がこの本を読んだきっかけは、インターン終了時に、隠岐専務(研修先/株式会社TEZZO)からのすすめだった。当時の私は、自分がいくつかミスを起こしていて、それに対して、どの性格が引き起こしたものなのかと向き合い始めていたのだが、自分のネガな部分を見て落ち込んでいた。その時に、隠岐専務より「今のらいむにぴったりの本だ」とこの「生き方ナビ」という本を頂き、読むことにした。
この本は太田哲也さんがレースでの事故から社会復帰を果たした人生経験の上で培われた、人生の走りのイメージを、今悩みを抱えている人や、将来に不安を抱えている人に伝えるといった、人生のより良く生きるためのコツが記されている。読んでみると、日常の各場面に細かく別れており、太田哲也さんが経験された人生を、恋愛や日常生活等、私達にも経験したことのある内容に例えられているおかげで、私自身、内容を理解しやすかった。

私がこの本で特に共感できた部分、納得できた部分が大きく三つある。

一つ目は、「プライドは、新しい自分に変わるために捨てるべき時がある」ということだ。私の最大の短所でもあるプライドの高さ。その高さ故にミスを起こしたことを報告しなかったり、ミスを起こした後に自分にどの性格が引き起こしたものなのかと短所に向き合うことが出来なかったりした。この本にも太田哲也さんがサーキットに復帰するまでのプライドとの葛藤が書かれているのだが、カッコ悪い自分を見せたくない、見たくないところや、上手く成功しないと嫌なところ等、物凄く共感できた。しかしプライドを剥がし捨てる機会を避けてばかりは、前にも進めないし、成長しない。実際に私も自分のミスをプライドが許さず見つめ直さない結果、何度も同じ要因のミスを起こしてきた。何度も指摘されても一向に直らない。本気で直そうとする、ミスを掘り下げようとすることが足りない。そう気づかせてもらってから、自分の短所表を作成し、ミスをした時にその表から要因となる性格を探すようになった。完全ではないが、少しずつでもプライドを剥がしては捨てての新陳代謝を繰り返して、新しい自分に生まれ変わろうと動き始めることができた。

二つ目は「告白は早い方がいい。深刻に考えすぎると結果に繋がらない」ということ。要はすぐ着手すること、行動することが大切だということだ。研修期間には常にPDCAサイクルを早く回すことが求められた。私は報連相が出来ずによくBefore→Do→Afterの報告や連絡を怠っていた。そこで結果がどうなったかのBefore→Afterが大切だとよく指摘を頂いたのを覚えている。またすぐに20%の行動を起こすほうが、数日経ってから100%の行動を起こすよりも、すぐに着手する、その時の決まった案件を新鮮なうちに動くべきだということも教わった。普段生活する上でも些細なことでこれを感じる。私は何かに没頭するとその場の整頓を怠ることがある。それでよくあれはどこやった?これはどこにいった?ということがあった。正直その時は、片付ける時間が無駄だ、面倒だという気持ちがあったが、後々あれはこれはと探しているその時間こそ無駄だと気づいた時に、数秒のサボりが何十分もの無駄な時間に変換されていることを痛感させられた。また、この一瞬の行動は自分の今後効率良く仕事するためだと思うことだと教わり、そう考えるようになってから、その一瞬の行動を怠ることがかなり減った。

三つ目は「プロ同士は、目的がはっきりしていれば遠慮がなくても上手くいく」ことだ。仕事は会社というチームプレイであり、その中でもなんの為に、なにが目的かは、チーム力を高める上で大切なことだと、研修期間を通じて直に感じた。よく会議の時に施策を練ったりしたのだが、そもそもなにが目的なのか、なんの為にするのかが曖昧だと、その施策の考え方を指摘されたことがある。私自身、なにか施策を考えなきゃと最終的にこうするためにといった、ゴールの部分を考えられておらず、施策を考えることに必死だった。しかし、それじゃあゴールや目的が明確になってないのに、どうやってチームで施策に取り組むのだろうか?闇雲に施策を実行しても結果が出るのか?ただ施策をするだけでは時間の無駄。当時の私には目的があり、それを達成するためにはなにをすべきか、その施策をするためにはなにが必要かと目的からブレイクダウンするというやり方を知らなかった。また私が後輩の孫さんへ物事を教えたりする際に、つい冷たく厳しく言ってしまうことに少し悩んでいた時、隠岐専務は目的は孫さんがそれを覚えて行動できることだろうと教えて頂いた。それまで私は自分の言い方が悪いのだろうか、態度がいけないのかと考えていたのだが、大事なのはそこじゃない。ここでは相手がどうすれば理解できるのか、どうすれば覚えてもらって身に付くのかが大切だ。そこからどう伝えるのかというより、どうしたら分かってもらえるのかと考えるようになった。目的を明確にすることで、本来自分がどう動くべきかが見えてくるようの感じた。

よく本を読んで、そこからなにを得て、なにを実行するのかを決めると言われた。実際にこの生き方ナビを読んでから、このミスはこの本のここに書かれた部分と同じだ、今の話やTEZZO VISIONはまさにこの本のここの部分だと、照らし合わせるようになり、自分の中でも二重に落とし込みし始めるようになった。自分の中で、様々な具体的な話やアドバイスを、この生き方ナビに少しずつ抽象化しているとも言えるのだろうか。教育プログラム的に考えるのであれば、最初と三ヶ月目ぐらいの落ち込んだ時に読むと、理解度が上がり、行動に移しやすいのかなぁと個人的に感じた。私自身、読んだ後で共感し、実際に行動にするための活力になった部分もある。こういった機会を重ねて、人間力を高めていき、研修期間で出力するといった流れがいいと改めて感じた。