レイアウトサスキット

第5話

次いで開発に着手した156、147に関しては、GTよりもホイルベースが短く、後軸重も少し軽いため、リアのバネレートに関しては、ＧＴよりも若干下げました。ノーマルよりも若干柔らかい程度に落ち着いています。また、テールが軽量な147においては、足を固めるとぽんぽん後部が跳ねてしまい乗り心地だけでなくタイヤのグリップ力も落ちることになりました。

というのは、かつてTeam KEEP ON RACINGで１４７でレースカーを作った（１４７-２リットルで統一戦3リットルクラスを制覇）経験から、１４７でリアを固めると、乗り心地だけでなく、ブレーキング時に後輪のグリップ力が極端に落ちてしまうということを知っていたからです。逆にリアをノーマルよりも若干柔らかめにすることで安定が見られることが試作品で判明しました。

でもただ柔らかくしただけではロールを抑えることが出来ません。だからそこは例のスタビライザーリンクで押さえるということで、バランスを取り、最適化を図っております。